ウォシュレットの正しい処分方法を知っていますか
長年活躍してくれたウォシュレットも、故障や引っ越し、新しいモデルへの交換などで、いつかは処分する日がやってきます。その時、多くの人が「これはいったい何ゴミとして捨てればいいのだろう」という疑問に直面します。家電製品であることは確かですが、テレビや冷蔵庫のように家電リサイクル法の対象品目ではありません。そのため、処分の方法は住んでいる自治体のルールに大きく依存することになります。一般的に、ウォシュレットの処分方法は、粗大ごみとして出す、不燃ごみとして出す、不用品回収業者に依頼する、といった選択肢に分かれます。多くの自治体では、一辺の長さが三十センチメートルまたは五十センチメートルを超える家電製品を粗大ごみと定めており、ウォシュレットはこの基準に該当する場合がほとんどです。この場合、事前に自治体の受付センターに申し込み、指定された料金の処理券を購入して貼り付け、決められた日時に指定場所へ出すという手順を踏むことになります。一方で、自治体によっては、指定のゴミ袋に入るサイズであれば不燃ごみとして収集してくれる場合もあります。しかし、これは比較的稀なケースです。自分で取り外す手間や、粗大ごみとして出す手続きが面倒だと感じる場合は、不用品回収業者に依頼するという手もあります。費用はかかりますが、取り外しから運搬まで全てを任せることができ、最も手間のかからない方法と言えるでしょう。このように、ウォシュレットの処分方法は一つではありません。まずは、自分がお住まいの自治体のホームページでゴミの分別ルールを確認することが、正しい処分への第一歩となります。